FXTFのゼロスプレッド+手数料の仕組みを徹底解説【実際のコストはいくら?】
FXTFが2026年1月に導入したスプレッド0+建玉連動手数料は、国内FX業者では珍しい独自のコスト体系です。
「ゼロスプレッドって本当にタダなの?」「手数料はいくらかかるの?」「自分のトレードスタイルだとどっちが安い?」——そんな疑問に、この記事で一つひとつ答えていきます。
向いている人
少量トレード中心、複数ペアに分散する人、CAD系やCHF系も触る人。
一番おいしい条件
ランク1の無料枠内なら、手数料もスプレッドもほぼ0で実質コストゼロです。
注意点
取引量が増えるとランクが上がり、USD/JPYなどのメジャーでは割高になる場面もあります。
仕組みをひとことで言うと
通常のFX業者は「スプレッド」でコストをとります。FXTFは代わりに「保有ポジション量に応じた手数料」でコストをとります。
一般的なスプレッド方式
スプレッドで払う
例:USD/JPY 0.2pips。エントリー時点で見えないコストが乗るタイプです。
スプレッド(例 0.2pips) + 手数料なし
FXTFのゼロスプレッド方式
手数料で払う
原則スプレッド0の代わりに、新規注文時だけ建玉量に応じた手数料が発生します。
スプレッド0(原則) + 建玉連動手数料
スプレッドが0になるのはFX取引時間(9:00〜翌3:00)内が基本です(指標発表時など急変動時は拡大)。
手数料テーブル(通貨ペア別)
通貨ペア別 手数料テーブル(FX)
通貨ペアを選択してください(スプレッド換算と他社比較は参考値)
| ランク | 建玉数量+新規発注数量 (売買方向ごと) | 手数料 1万通貨あたり | スプレッド換算 (参考・片道) | 参考スプレッド ヒロセ通商 LION FX |
|---|
- ・手数料は新規注文時のみ(片道)。決済時は無料
- ・ランクは通貨ペアごと・売買方向ごとに独立して計算
- ・スプレッド換算は参考値(JPYペア:1pip=100円/1万通貨)
- ・参考レート:2026年4月4日時点(USD/JPY 159.663、GBP/JPY 210.705、AUD/JPY 110.143、NZD/JPY 90.840、CAD/JPY 114.509、CHF/JPY 199.424)
- ・参考スプレッドはヒロセ通商 LION FX公式スプレッド一覧をpips表記にそろえて掲載(2026/2/1〜2/28の配信実績。原則固定対象は広告表示値)
2026年3月2日改定後の情報。最新情報は必ずFXTF公式サイトでご確認ください。
ランクの計算ルール
手数料ランクは通貨ペアごと・売買方向ごとに独立して計算されます。
[例]
USD/JPY 買い:5万通貨 保有中 → ランク2
EUR/JPY 買い:ポジションなし → 次の注文量だけで計算
→ この2ペアは互いに影響しない
また、ランクは**「現在の保有量 + 今回の新規注文量」の合計**で決まります。
[例:ランクが切り上がるケース]
USD/JPY 買い 20万通貨 保有中(ランク2)
→ 追加で USD/JPY 買い 10万通貨 注文
→ 合計 30万通貨 → ランク3(100円/1万通貨)
→ この注文の手数料:100円 × 10 = 1,000円
決済してポジションが減っても、次の新規注文時にカウントがリセットされるわけではなく、その時点の残ポジション量から計算が始まります。
無料でトレードできるケース
ランク1の無料枠内であれば、スプレッドも手数料も0円で実質コストゼロでトレードできます。ただし無料となる枠(ランク1の上限)は通貨ペアによって異なります。
| 無料枠(ランク1上限) | 対象通貨ペア |
|---|---|
| 1万通貨以下 | USD/JPY・EUR/JPY・GBP/JPY・AUD/JPY・EUR/USD |
| 5千通貨以下 | GBP/USD・AUD/USD |
| 3千通貨以下 | NZD/JPY・CAD/JPY・MXN/JPY・USD/CAD |
| 1千通貨以下 | ZAR/JPY・CHF/JPY・NZD/USD・USD/CHF・EUR/GBP・EUR/AUD・その他クロスペア |
| 条件 | コスト |
|---|---|
| ランク1(無料枠内)を保有・注文 | 0円(完全無料) |
| スプレッド0適用時間内(9:00〜翌3:00) | スプレッドも0 |
| 決済(ポジションを閉じる)時 | 手数料なし |
ランク1に収まる具体例
- 1トレード 1万通貨固定のスキャルピング(USD/JPY・EUR/JPY等)
- 1,000通貨〜5,000通貨の少額練習トレード
- デモ感覚で始める初心者の少額取引
USD/JPYで1万通貨なら証拠金(レバレッジ25倍)で約6,000円程度。この枠内で何度トレードしても手数料はかかりません。
大抵のトレードはランク2に収まるか?
USD/JPYの場合、ランク2の上限は25万通貨です。これが「多いのか少ないのか」を証拠金から考えてみます。
25万通貨に必要な証拠金(目安)
| 通貨ペア | レート目安 | レバレッジ25倍時の証拠金 |
|---|---|---|
| USD/JPY | 150円 | 約150万円 |
| EUR/JPY | 165円 | 約165万円 |
| GBP/JPY | 195円 | 約195万円 |
| AUD/JPY | 98円 | 約98万円 |
| EUR/USD | 1.09 | 約109万円(USD換算) |
→ 主要ペアで25万通貨保有するには、おおむね100万〜200万円の証拠金が必要です。
つまり、口座資金が100万円未満でフルレバ運用でなければ、ほとんどのトレードはランク2内に収まります。一般的な個人トレーダーならランク2までで完結するケースが大半と考えていいでしょう。
ランク3以上(25万通貨超)が現実的になるのは:
- 大口トレーダー(数百万円〜の資金)
- 1通貨ペアに集中してハイレバをかける場合
- 法人口座などでの運用
スプレッドに換算すると何pips?
「手数料〇〇円」と言われてもピンとこない方のために、スプレッド換算(pips)に直します。上の通貨ペア別テーブルではクロスペアも含めて参考換算を表示しており、基準レートは記事表示時点の参考値を使っています。ここではまず計算の見方を押さえたうえで、実際にスプレッド方式より安くなりやすい通貨ペアも見ていきます。
JPY建てペアの換算式(USD/JPY例)
USD/JPY 1万通貨の場合:
1pip = 0.01円 × 10,000通貨 = 100円
手数料 40円(USD/JPY ランク2) ÷ 100円/pip = 0.40 pips
手数料 100円(USD/JPY ランク3) ÷ 100円/pip = 1.00 pips
EUR/JPY・GBP/JPY・AUD/JPYもJPY建てなので換算式は同じですが、手数料額は通貨ペアによって異なります(EUR/JPYランク2 = 60円 = 0.60pips、GBP/JPYランク2 = 80円 = 0.80pips など。上の手数料テーブルで各ペアを確認してください)。
USD建て・クロスペアの考え方
USD建てペア(EUR/USD など):
1pip = 1 USD × USD/JPY
GBP建てペア(EUR/GBP など):
1pip = 1 GBP × GBP/JPY
CAD建てペア(USD/CAD など):
1pip = 1 CAD × CAD/JPY
つまり、クロスペアは「その通貨の対円レート」で1pipの円価値を出しています。記事のテーブルではこの考え方で全通貨ペアを参考換算しています。
ランク別スプレッド換算まとめ(USD/JPY)
| ランク | 手数料 | スプレッド換算(片道) | 備考 |
|---|---|---|---|
| 1 | 0円 | 0.00 pips | 完全無料 |
| 2 | 40円 | 0.40 pips | 多くの個人トレーダーはここ |
| 3 | 100円 | 1.00 pips | 25万通貨超から |
| 4 | 140円 | 1.40 pips | 200万通貨超から |
ランク2の0.40pipsは片道コストです。通常のスプレッドは往復で一度発生するのと同等なので、スプレッド0.4pipsの業者と同じコスト感になります。
ランク2でもスプレッド方式より安くなりやすい通貨ペア
ランク1は全通貨ペアで0.00pipsなので当然かなり有利です。注目したいのは、ランク2に入ってもまだスプレッド方式より明らかに安い通貨ペアがあることです。
現在の手数料テーブルと、上の参考スプレッド列(ヒロセ通商 LION FX)を比べると、たとえば次のようなペアはFXTFが有利になりやすいです。
| 通貨ペア | FXTFランク2の目安 | 参考スプレッド | 見方 |
|---|---|---|---|
| USD/CHF | 約0.50pips | 1.5〜1.7pips | 明らかにFXTFが低コスト |
| CAD/JPY | 0.60pips | 1.5〜2.4pips | JPYペアでも優位が出やすい |
| USD/CAD | 約1.05pips | 1.8〜2.0pips | ランク2でもまだ有利 |
| EUR/CAD | 約1.48pips | 2.0〜4.9pips | クロスペアで差が出やすい |
| GBP/CAD | 約1.83pips | 3.7〜7.1pips | スプレッド型よりかなり安い |
この傾向を見ると、メジャー対円やEUR/USDは「同水準〜やや不利」になりやすい一方、CAD建て・CHF建て・一部クロスペアはFXTFのほうがかなり安くなりやすいと言えます。
読み方のコツ
まずは「自分が触る通貨ペア」でランク2の列を見て、その右の参考スプレッドと比べるのがいちばん早いです。 USD/JPYだけで判断するとFXTFの強みを見落としやすく、CAD系・CHF系では印象がかなり変わります。
特に、
- CAD系:USD/CAD、EUR/CAD、GBP/CAD、AUD/CAD、NZD/CAD
- CHF系:USD/CHF、EUR/CHF、GBP/CHF、AUD/CHF、NZD/CHF
- 一部のクロス:CAD/JPY、GBP/JPY、AUD/NZD、GBP/NZD
あたりは、スプレッド方式の比較対象より優位が出やすい候補です。
他のFX業者との比較
USD/JPY 1万通貨あたりの実コスト(往復ベース)で比較します。
| 業者タイプ | スプレッド | 手数料 | 実コスト(往復) |
|---|---|---|---|
| FXTF ランク1 | 0 | 0円 | 0円 |
| FXTF ランク2(USD/JPY) | 0 | 40円(片道) | 40円 |
| スプレッド型(狭め) | 0.2pips | なし | 20円 |
| スプレッド型(標準) | 0.3pips | なし | 30円 |
| スプレッド型(やや広め) | 0.4pips | なし | 40円 |
| FXTF ランク3(USD/JPY) | 0 | 100円(片道) | 100円 |
解説:スプレッドは往復で一度発生するコスト(例:0.2pipsスプレッドは往復20円の損)。FXTFは片道のみ課金。数字の比較はこの前提で見てください。
どの規模からFXTFが逆転されるか
FXTF ランク2(USD/JPY 40円片道)= スプレッド0.4pips業者と同等
→ スプレッド0.2pipsの業者と比べると:
FXTF(40円)> 0.2pips業者(20円)
→ 1回1万通貨のトレードでは0.2pipsの業者が安い
結論:
- ランク1(無料枠)以内 → FXTFが圧倒的に有利(コスト0)
- ランク2(USD/JPY:1万〜25万通貨) → スプレッド0.2〜0.4pips業者と同水準
- ランク3以上 → FXTFの手数料が跳ね上がるため要比較
ひとことで言うと
FXTFは「少量で強い」「通貨ペア次第でランク2でも強い」口座です。
特に無料枠を活かせる人、あるいはCAD系・CHF系のコストを重視する人には、スプレッド方式よりハマる可能性があります。
FXTFが合いそうなら、口座スペックもあわせて確認しておくと判断しやすいです。
少量トレード中心、あるいはCAD系・CHF系の通貨ペアも触るなら、FXTFのコスト優位はかなり活かしやすいです。 口座開設を検討する場合は、記事末の公式バナーから最新の条件を確認してみてください。
ゼロスプレッドのメリット・デメリット
メリット
1. 少量トレードのコストが極限まで下がる
ランク1の無料枠内なら手数料も0、スプレッドも0。これは他業者にはないFXTF独自の優位点です。スキャルピングや練習トレードに最適です。
2. 約定価格が「素直」
スプレッドがないため、チャート上の価格でそのまま約定します(適用時間内)。「スプレッドで損した」という感覚が生まれにくく、初心者にも分かりやすいです。
3. 複数ペア分散でコストを抑えやすい
ランクは通貨ペアごとに独立計算です。USD/JPY・EUR/JPY・GBP/JPYに分散すれば、各ペアがランク1〜2のまま合計では大きなポジションを持てます。
4. 手数料コストが読みやすい
スプレッドは変動しますが、ランク制の手数料は一定額なのでコスト計算がしやすいです。
デメリット
1. 取引量が増えると割高になる
ランク2以上は手数料が跳ね上がります。スプレッド型の主要業者(0.2〜0.3pips)と比べると、2〜5万通貨規模でもコストが高くなるケースがあります。
2. 適用時間外はスプレッドが発生する
早朝(〜9:00)や深夜(翌3:00〜)はスプレッドが拡大します。「24時間ゼロスプレッド」ではありません。
3. 指標発表前後もスプレッドが拡大する
米雇用統計・FOMC・CPI発表などの前後は変動スプレッドが発生します。コントロールが難しい時間帯です。
4. スプレッド0適用外の商品がある
金(XAU/USD)・銀(XAG/USD)はスプレッド0対象外です。FXに絞ってコスト優位を活用しましょう。
MT4でEAを使ったとき
EAユーザーにとって重要なポイントをまとめます。
手数料の上乗せはなし
FXTF MT4でEAやスクリプトを動かしても、手数料の上乗せはありません。手動トレードと同じランク制の手数料が適用されます。これはFXTF公式が明示しています。
EAのトレード頻度とランクの関係
EAが複数ポジションを同時保有する場合、合計量でランクが上がる点に注意が必要です。
[例:スキャルEA]
1エントリー 1万通貨 × 最大1ポジション → 常にランク1(無料)✅
[例:グリッドEA]
1エントリー 1万通貨 × 同時10ポジション(同方向)
→ 累積 10万通貨 → ランク2(USD/JPY:40円/1万通貨)
→ 1回の新規注文ごとに 40円の手数料が発生
スキャルEA・高頻度EAへの影響
スキャルピング系EAで素早くエントリー&決済を繰り返すなら、ランクはリセットされやすく低ランクを維持しやすいです。ただし、決済してからカウントがゼロになるため、複数ポジションを同時に積み上げない設計のEAのほうがFXTFには向いています。
バックテスト時の注意
MT4のストラテジーテスターでバックテストを行う際は、手数料設定を正確に入力しないとリアルと乖離したバックテスト結果になります。USD/JPYでランク2を基準にするなら「手数料 = 40円/1万通貨(片道)」でシミュレーションしましょう。
スプレッドゼロの適用条件(FXのみ)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 適用時間 | 9:00〜翌3:00(月〜金) |
| 適用外の時間 | 深夜〜早朝(3:00〜9:00)、週末 |
| 拡大するタイミング | 重要指標発表前後・急変動時 |
| 適用対象 | FX通貨ペア |
| 適用外の商品 | 金(XAU)・銀(XAG)はスプレッド0対象外 |
まとめ
| チェックポイント | FXTF の特徴 |
|---|---|
| 無料でトレードできる? | ランク1(無料枠内)ならコスト0(適用時間内)※無料枠は通貨ペアにより異なる |
| 大抵はランク2内に収まる? | はい。100〜200万円未満の資金なら大半がランク2以内(USD/JPY基準) |
| スプレッド換算のコスト感 | USD/JPYランク2 = 0.40pips相当(片道) |
| 他業者比較 | 少量なら最安水準、大量になると割高 |
| EAは使える? | 使える。手数料上乗せなし(同時ポジション量に注意) |
少量・分散トレードなら実質コストゼロという国内トップクラスの優位性があります。スプレッド型の主要業者と比べて圧倒的に有利になるのは「ランク1の無料枠内での取引」。デイトレ・スキャル中心の方や、少額から始めたい方に特に向いています。
口座全体のスペックや口座開設の手順はFXTFの特徴・スペック徹底解説もあわせてご覧ください。
⚠️ 免責事項 手数料情報は2026年3月2日改定後のものです。最新情報はFXTF公式サイトでご確認ください。本記事はFX取引の教育目的で作成しており、投資・取引は自己責任で行ってください。